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「第9回関東ボーイズリーグ大会」 準優勝!! 2006年5月5日(祝)
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第9回関東ボーイズリーグ大会
対戦相手 2回戦:松戸レンジャーズ
準々決勝:坂戸中央ファイターズ
準決勝:富士見ボーイズ
決勝:昭島ボーイズ
場所 埼玉:2回戦〜準々決勝:日高アポロズグランド・準決勝〜決勝:本庄エーザイ製薬グランド
月日 2006年4月30日(祝)〜2006年5月5日(祝)

   
   
   
 2回戦 1 2 3 4 5 6 R
■ 世田谷タイガース 3 2 8 0 - - 13
■ 松戸レンジャーズ 3 0 0 1 - - 4
バッテリー 本塁打 4回コールド 
堀→駒庭-駒庭→三原  堀(2ラン) 3塁打:大島、 大村・2塁打:  大村、三原 

 準々決勝 1 2 3 4 5 6 R
■ 世田谷タイガース 2 9 2 - - 14
■ 坂戸中央ファイターズ 2 0 1 4 - - 7
バッテリー 本塁打  
三原→瀬尾-駒庭 ー  3塁打:芳澤A、
大島、大村   2塁打:大島、 瀬尾、 

 準決勝 1 2 3 4 5 6 R
■ 富士見ボーイズ 1 0 0 0 - - 1
■ 世田谷タイガース 2 7 2 × - - 11
バッテリー 本塁打  
堀-駒庭 芳澤(2ラン)、 瀬尾(満塁)  3塁打:大久保、
2塁打:三原、  

 決勝 1 2 3 4 5 6 R
■ 世田谷タイガース 0 0 2 1 - - 3
■ 昭島ボーイズ 0 0 4 - - 8
バッテリー 本塁打  
三原→瀬尾-駒庭 大島(2ラン)  3塁打:大村、
2塁打:石川 

ディフェンディングチャンピオンとして望んだ『第九回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会』決勝まで四試合(一回戦はシード)の足跡
得点 41、
失点 20、本塁打 4三塁打 8二塁打 6Sヒット 23
タイガースの代名詞でもある、猛虎打線が普段通りに大爆発。しかしながら、結果として、『追う者 追われる者』の立場に、惜しくも決勝戦で、昭島ボーイズに破れ、結果準優勝なった。それでは、順を追って各試合を振り返ってみよう。
【一回戦 くじ引きシード】
【二回戦 対 松戸レンジャーズ】我々スタッフが、選手達の何倍もプレッシャーを感じて臨んだ大切な初戦。試合前のシートノックや選手への伝達一つをとっても高野監督の緊張感が手に取るようにわかる。初回の攻撃、キャプテン三原裕也のレフト前2塁打と相手投手のワイルドピッチなどで待望の先制点を手に入れる。初回から流れを掴んだかに思えたがすぐ裏の守り、大事な初戦先発を任された堀隼人の立ち上がりは僅か11球といつもながらの安定感を見せたわりに、2本のヒットとバントを絡められ、すぐに同点とされる。「獲られたらすぐに獲り返す!」が監督の口癖であるが、その言葉通り2回先頭打者の8番大村理人が右中間を抜く三塁打を放つと9番大久保聖人もすかさず鮮やかにセンター前へタイムリー。俊足部隊が黙ってはいなかった。タイガースの凄いところは、次にチーム一足が早い大島優作に繋がるところであり、相手チームは相当恐怖であろう。俺も仲間に入れろぉと言わんばかりに、ライト前へタイムリー。あっさり2点リードの状況にもち返した。一方守りでは先発堀隼人は初回の緊張から解き放たれたのか、2回は僅か8球・打者3人で切って獲り、その裏の攻撃では自ら三塁線を痛烈に破る公式戦初のホームランが飛び出せば、大村理人も左中間へ2塁打、大島優作はライトの頭を大きく超える三塁打を放ち、この回打者12人の猛攻で8点をもぎ取る。三回からはマウンドをチーム一の長身駒庭輝へ託し逃げ切り体制で臨んだタイガース。3回を打者3人・7球で仕留めたのだが4回1アウトをとってから突然三連続4ボールで1点を献上し尚も満塁のピンチを招く。抑えればコールドとなるこの場面、この回から守備についた、ライト小林慶馬・セカンド乾将太郎の顔が緊張で少し強張る。ピンチ駒庭輝は、抑えたい気持ちを打たせて獲る気持ちに切り替えたのか、コーナーへ丁寧に投げ分けた結果、後続を見事センターフライ/ライトフライに打ち取り、見事初戦をものにする。この試合、裏方のヒーローを一人紹介しよう。初代サブキャッチャーを任命された堀田泰治である。今後、試合では"サブキャッチャーと置く方針としたタイガースにあって見事その大役を見事果たしたのである。公式戦で先輩の気迫溢れる投球を受けた事は、今後彼の野球人生にとって大きな経験になることは間違いない。翌日の試合以降、チームのミットを新品のように磨き上げてきた彼の野球に対する姿勢は、近い将来必ず報われる事になるであろう。

【三回戦 対 坂戸中央ファイターズ】対戦相手の坂戸中央は、毎年纏まりのある素晴らしいチームを作り上げてくる印象が強い。エース藤野君の綺麗な投球フォームから繰り出される制球をタイガース打線がいかに打ち崩す事ができるか、が最大の焦点になるであろう、と我々スタッフは予測した。投げたくて投げたくて仕方がなかった、エース三原裕也がいよいよ今大会初のマウンドを踏む事になる。この試合、先頭打者の大島優作がいきなり初球を超ライトオーバーの3ベースヒットで放ち幕をきった。ライトフェンスがなければ文句なしのホームランであった事は私が言うまでもない。ノーアウト3塁の場面、1人倒れて続く三番芳澤慶喜は、1ボール後のストレートを渾身込めてセンターオーバーへはじき返し、大島優作に続けとばかりにタイムリー3塁打を放つ。先取点が入り、ツーアウト3塁の場面。何とかサードランナーを還したい場面で五番堀隼人は、四球目の高めに入ったストレートを見事レフト前へタイムリー。1/3/5番の奇数打者がチームの期待に見事応える。前試合では先取点を奪ったものの、直後に同点とされてしまった事が嫌な記憶に残っていたのだが、なんとこの試合でも先発三原裕也の立ち上がりを攻め、相手チーム1/3/5番の奇数打者がヒットで纏め、あっさり同点に追いつかれる。追いつかれたら突き放す!"猛虎打線に期待が高まる次の回の攻撃で、選手達は見事華麗な演出を披露してくれた。先頭打者の駒庭輝がレフト前ヒットで出塁すると、8番大村理人がサードのエラーで出塁し、ノーアウト1・2塁の場面。迎えた打者は、このところ絶好調の9番大久保聖人。最近、確実にバッティングで結果を残している選手の1人である。ベンチからのサインは送りバント。1塁方向へ絶妙に転がした送りバントは、ランナー進塁を成功させたどころか自らもその俊足を生かし内野安打にしたのである。これは本当に見事であった。攻撃で個々の選手が活躍し、これだけの流れをタイガースにもってくれば、エース三原裕也も投手として黙ってはいられない。1回13球/2回25球/3回13球 計38球 3失点ではあったが、見事相手チームの強力打線を封じ込めたといえよう。3回の攻撃では、なんと2アウトから8番大村理人の3ベースヒットを皮切りに→9番大久保聖人(1hit)→1番大島優作(2hit・・・来た!来た!来たぁ!ホームランが出ればサイクルヒット確定の三安打猛打賞!)→2番石川雄貴(1hit・・・この日、見事レフトへ3本連続の流し打ち固め打ちで猛打賞!)→3番芳澤慶喜(なんと1打席目同様、今度はライト線に強烈な三塁打。2本の3塁打は圧巻!)→4番三原裕也(1Hit・・・先発でありながら、4番の大役を果たし4打数2安打の成績は絶賛!)と6連続集中打と6番瀬尾晃司のタイムリー2塁打等打者14人の猛攻で一挙9点を奪い、試合を決定付ける。この試合も4回コールドゲームが見込まれた状況で、代打で出た小林慶馬がそのままライト、1アウトでセカンドに乾将太郎、2アウトをとった時点で公式戦初出場となる川口凌がサードのポジションに入る。又、4回からタイガース守りの要であるショート瀬尾晃司がマウンドに上がる。坂戸も2アウトから最後の粘りを見せ3本の長短打で3点を還すが、最後のバッターをピッチャーゴロに仕留めゲームセット。それは同時に、見事準決勝に駒を進めた瞬間でもあった。

【準決勝 対 富士見ボーイズ】
富士見とは、昨年11月に5年生同士で1度対戦し勝利しているが、埼玉屈指のショートといわれている谷口君が怪我で休んでいた事も手伝った事も確かであった。今回は長身エースの佐々木君でくるのか、谷口君が先発なのか?打のタイガースとしては、やはり相手先発投手が気になるところである。今大会、初めて“後攻”から試合を組み立てる事になったタイガース。となると、先発堀隼人の立ち上がりが非常に気になるところであるが、初回から飛ばす勢いを見せたところからベンチも一安心する。ところが初回先頭打者の谷口君に内角をレフト前へ運ばれ、送りバント・犠牲フライと1ヒットで今大会初の先取点を献上する。しかし、“関東一”を誇るタイガース外野陣と手堅い陣が普段通りの活躍を見せ、1点のみに押さえ反撃の狼煙を上げる。1番大島優作はタイミングを外されながらも、なんと片手でボールの芯を捕らえセンター前ヒットで出塁。先頭打者として絶好調を維持し続けている。そして見せ場はいきなりやってきた。盗塁と犠打で1アウト3塁の場面で3番芳澤慶喜が巧く逆方向でレフト後方へ抜ける技ありの2ランホームランを放ったのである。ホームへ生還した芳澤慶喜をチームメイトがハイタッチで迎え入れる。先制点を許すもすぐに逆転に成功するところも今期タイガースの強さを象徴する。常に“打”中心の話題に偏ってしまうが、ここでは“守”について少しコメントしてみたいと思う。今大会、対戦した全てのチームが思っていると思うのが、ショートを守る瀬尾晃司が披露する鉄壁の守りである。本試合でも3つのショートゴロを裁いて勝利に貢献したのだが、今大会ではノーエラーだけではなく、彼にしかでいないであろう“センス”を光らせた非常に質の高いプレーが随所に現れていた。そして又、これもタイガース自慢の一つになるのが、外野陣である。相手チームも、「これはいっただろう!」、と思われる打球を、その俊足を生かし簡単に捕球してしまうセンター大島優作、レフト大久保聖人、そしてライト石川雄貴の俊足トリオが披露するプレーにあっけにとられる場面が少なくなかったのではないと思う。決して選手層が厚いわけではないタイガースにあって、様々なポジションを個人の努力によって“もの”にしてしまうところがこのようなコメントにつながってゆくのである。2回の攻撃では、8番大久保聖人のセンターオーバーの3塁打、1番大島優作・2番石川雄貴の連続安打、そして圧巻は6番瀬尾晃司がなんと右中間を破る走者一掃の満塁ホームランで一挙7点を奪い、早くも試合を決定付ける。投げては、先発の堀隼人が初回1安打のみの完璧なピッチング、4回を打者13人に対し投球数僅か29球という内容でゲームを締め括った。ベンチでの声援も、そして疲労も最高潮に達していたと思う。本当に選手達は声を張り上げてチームの勝利を信じてここまで戦ってきた。さぁ、あとは決勝戦を勝利するのみだ!        

【決勝 対 昭島ボーイズ】今大会、向こう岸トーナメントを勝ち上がってきたのは、流山でもなければ日高でもなかった。好投手藤本君有する昭島ボーイズと、しかもタイガースと昭島が属する東京都西支部同士での顔合わせとなった。昭島は発足したばかりのチームではあるが、現在レギュラーを張る選手達が昨年度からメインで頑張ってきている事はタイガースと同条件であり、経験差とは別に警戒が必要なチームだ。準決勝〜決勝とダブルヘッダーで試合を消化するため、富士見戦を終え決勝開始までの間選手達は川口コーチの差し入れを美味しくいただいていたり、これまでの試合を振り返った会話が飛び交ったりとリラックスムードの中、独り己に集中している選手がいた。決勝で先発を言い渡されているキャプテン三原裕也だ。勝利への重圧を撥ね退け、チームの大黒柱として決勝戦まで引っ張ってきた。ある意味“投手王国”のタイガースにあって現在間違いなくエースなのはキャプテン三原裕也なのである。緊張感が高まる中、決勝戦のプレイボールがグランドに響きわたる。試合開始早々、相手投手藤本君のストレートにいつもの切れがない。制球力もなく、きっと連投で相当肘肩に負担がかかっているのだろう。1番大島優作は3ボール1ストライクから4ボールで出塁し3塁まで進塁するが得点には繋がらず、2回の攻撃では5番この回先頭打者の堀隼人がライト前ヒットで出塁するもやはり後続が続かず得点が奪えない。一方昭島の攻撃は初回先頭バッターを4ボールで歩かせるも、今大会幾度となく2塁でランナーを刺す演出を披露してきたキャッチャー駒庭輝がこの場面でもランナーを刺し、先発三原裕也を援護する。2回の攻撃でもエラーでランナーを出すも、ショート瀬尾晃司の好守備からダブルプレーが飛び出し先取点を許さない。2回を終わって0−0の状況が続く。さぁ、とにかく先取点が欲しい3回表の攻撃でこの回先頭の9番大村理人が右中間を破る3塁打で口火を切ると、続く1番大島優作がなんとレフトオーバーの2ランホームランをかっ飛ばし、待望の先取点奪取に成功する。2番石川雄貴もセカンド頭上を越える二塁打を放ち、タイガース主軸のバットに追加点の期待がかかったが、これ以上の追加点が奪えず嫌な状況で昭島の攻撃が始まる。2アウトランナー2塁の場面から2・3・4番打者に三連打を浴びあっさり逆転を許してしまう。嫌な状況がすぐ裏の守りでそのまま浮き彫りとなってしまった。回は変わり、4回表の攻撃で先頭打者の6番瀬尾晃司が4ボールで出塁すると、相手投手藤本君のワイルドピッチで3塁まで到達。ここで7番駒庭輝がライトへ犠牲フライを放ち1点差に詰めよるも同点にまでは至らない。これまでの試合運びとは間違いなく一味違う。今思えば、あの時こんな事を思わなければよかったと後悔しているが、続く4回裏にタイムリーと2つのエラーで結果コールドゲーム。今大会が始まって16イニング目に初めて味わった“敗戦”の瞬間は足音も無く突然訪れた、、、
タイガース 本塁打1・三塁打1・二塁打1・塁打1・フォアーボール2・盗塁1・失策4
昭島     本塁打1・三塁打2・二塁打0・塁打3・フォアーボール2・盗塁1・失策0
先発三原裕也の投球数45(4回途中でマウンドに上がった瀬尾晃司は13球)に対し、藤本君は75球同じような攻め方に対し点差が広がった理由として、唯一“失策数”はタイガースが目立っている。「君たちは、普段通りにプレーすれば間違いなく勝つ事ができるだろう。ただ、エラーにだけは気をつけろ。」これは、決勝戦前に監督から選手へ唯一あったアドバイスである。準決勝まで、タイムリー欠乏症はおろか、致命傷又は傷口を広げるようなエラーも皆無であったが、あの時あの場面であの1球をタイガースが普段どおり表現できなかった結果ではなかったかと思う。確かに昭島に勢いはあった。特にそう感じたのは、粘り強いバッティングもそうだが、1塁を守る渡辺君が見せたファールフライを獲る為にフェンスぎりぎりへのダイビングキャッチのプレー。捕ろうが捕るまいがお構い無し・怪我と隣り合わせのがむしゃらなあのプレーは賞賛に値すると思った。あんなプレーを見せられたら藤本君は息を吹き返して当然だ。本大会を振り返り、準優勝という結果に終わってしまったが、今までに増して個々の選手が自身をもってプレーが出来るようになった事は指導者として本当に嬉しい限りである。今回の結果をバネにして、今度は、『追う側』の意識を忘れずに全力でプレーしてもらいたい。
(堀 秀人)